毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴に膿を含む盛り上がりやブツブツなどができてしまう肌トラブルです。
かゆみや痛みも起こるので、できる限り避けたいですよね。
では、なぜ毛嚢炎はできてしまうのでしょうか。
今回は、毛嚢炎ができる原因についてご紹介します。
▼毛嚢炎の原因とは?
■雑菌の侵入
毛嚢炎は、毛穴に雑菌が入ることにより炎症が起き発生します。
毛嚢炎の原因である黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌・マラセチア菌などは、通常皮膚の常在菌として存在するものです。
普段はバランスを保ち肌を守っていますが、脱毛で起こる刺激や環境などでバランスが崩れると毛嚢炎が起きてしまいます。
■レーザー照射
脱毛方法の1つであるレーザー照射は、毛嚢炎が起こりやすい原因の一つです。
なぜなら、レーザー照射は皮膚内部の発毛組織を壊す脱毛方法だからです。
レーザーによる熱で皮膚は大きなダメージを受け、肌のバリア機能が低下してしまいます。
傷ついた肌は菌が繁殖しやすい状態なので、毛嚢炎が起きやすくなってしまうのです。
■衣服による摩擦
毛嚢炎を引き起こす菌は、皮脂と高温多湿を好みます。
そのため衣服による摩擦や蒸れなどが原因で、毛嚢炎ができるケースも多いです。
特に、背中・うなじ・太もも・おしりなどは毛嚢炎ができやすいといわれています。
▼毛嚢炎の対処法
毛嚢炎になってしまった場合、まずは症状のある部分を冷やします。
肌を清潔にしておくことで症状は改善されていきますが、炎症や痛みが強い場合は皮膚科を受診をしましょう。
毛嚢炎が起きてしばらくは肌全体が不安定な状態になっているため、しっかり保湿をしてケアすることが大切です。
▼まとめ
毛嚢炎は、雑菌の侵入・レーザー照射・衣服による摩擦などが原因で起こります。
炎症ができている状態なので、ひどい場合は皮膚科に診てもらうことを
おすすめします。
また毛嚢炎ができてしまった場合は、一時的に脱毛を中断して肌状態の改善に努めましょう。